私たちのできること CSP

ドンドンダウンのCO2削減実績の報告

日本では現在、沢山の服が廃棄処分されています。

ドンドンダウンのエコロジー中小企業基盤整備機構の調査では、平成20年度の衣類ゴミ業が約202,500tとなっています。 つまり、一世帯あたりで考えると、年間約13kgも排出されていることになります。 しかし、その一方でリサイクル率は10%前後。
近隣諸国と比較すると、大幅に低いとリサイクル率と言えます。残り90%程度の多くは、そのまま焼却処分されており、その費用は年間43億円とも言われています。

 こうした衣類を『ゴミ』にせず、100%活用する為に、弊社では「衣類をできるだけ長く着る」ということが重要だと考えています。

ドンドンダウンの3R活動

店頭に出せないお洋服は海外で役立っています 一般家庭に多く眠る衣類。 あるアンケート調査によると、一般家庭のおよそ7割が、「不要になった衣類は捨てる」と答えているそうです。
しかし、上述した通り、せっかく資源ごみで出しても、その多くがリサイクル不能として焼却処分されていしまっている現状があります。

そこで、弊社が展開する「ドンドンダウン オン ウェンズデイ」では、3R(リユース=再使用、リデュース=発生抑制、リサイクル=再利用)の考えに基づき、より優先順位の高いとされる「リユース」と「リデュース」を実践しております。

「ドンドンダウン オン ウェンズデイ」は、一般的な「古着ショップ」と違い、衣類・服飾雑貨の全量買取を行っております。破れや汚れがあっても、全て「買取」致します。
お客様にとっては、「家が片付いてスッキリ」し、また「本来であればごみになるはずだった衣類がお小遣いになる」ことで、大変満足されます。
これにより、衣類ごみの発生抑制(=リデュース)を促す事が可能となります。

また、「ドンドンダウン オン ウェンズデイ」では、買取った衣類はそのまま販売致します。 しかし、全体の約半数は、「店頭に出せない状態」の衣類です。こうしたものについて、弊社提携工場を通じ、東南アジアやアフリカ等に輸出し、リユース販売を行い、生活の原資として活用して頂いております。

日本の古着は諸外国のものに比べ状態が良く、また品質・デザインも優れていることから、現地の方からは非常に喜ばれています。
こうして、日本では着られない衣類が海を渡り、誰かの役に立つ。こうした「古着を通した橋渡し」をするのが弊社の使命だと感じております。

ドンドンダウンCO2削減実績

弊社ドンドンダウンでは、「ドンな服でもドンドン買取」をキャッチフレーズに、 お客様にお持ち頂いた衣類および服飾雑貨を、デザイン・状態に関わらず全品買取りしております。 1号店オープンの2005年から変わらず続けているこの全量買取により、10代から70代まで幅広いお客様にお洋服をお持ち頂いております。 弊社ドンドンダウンも、オープンから8年目を迎え、今後より一層のサービス向上を目指しております。 その一環として、2012年度までにお持ち頂いた衣類・服飾雑貨の重量を調査し、環境省からリリースされた「3R見える化ツール」を用い、弊社で買い取った衣類・服飾雑貨のCO2削減量を算出いたしました。

調査方法

対象日
2007年4月1日~2012年3月31日
調査店舗
2012年3月31日までにオープンした、全国のドンドンダウン55店舗を対象に調査を実施。
調査内容
1. 調査期間中に、上記調査店舗で買取った衣類・服飾雑貨の総重量
※当店の買取基準において、重量買取(1kgあたり10円、50円、500円の3種類に該当するものが計測対象。
ブランドアイテムは含まれていません。
2. 買取重量から算出した、CO2削減量
※環境省リリースの「3R見える化ツール」の元、削減量を算出しております。

調査結果

                   
お売り頂いた衣類・服飾雑貨の総重量
年度重量(単位:Kg)
2007463,907
2008964,928
20093,796,687
20106,405,405
20116,557,069

計測を開始した2007年度と最新の2011年度を比較すると、買取重量が14倍になっていることが分かりました。(店舗数は同時期で7倍の増加)
2007年時点では、未だ衣類・服飾雑貨の買取りを行なっている店舗自体少なく、周知するのに多くの時間が掛りましたが、近年では大分一般的になってきたこともあり、年々買取重量は増加してきたことが理由と考えられます。

なお、2011年度には年間で6,557tの衣類・服飾雑貨を店頭で買取りし、6,285tを弊社提携のマレーシア工場へ輸出しております(店頭買取り分以外にも、弊社流通倉庫にて引き取りした衣類等も含む)。他社の正確なデータがありませんが、この輸出量は日本国内でもトップクラスであると言われております。

ちなみに、2010年度から2011年度の推移として102%とあまり変化が見られませんが、これは東日本大震災の影響により一時的に買取りの営業が停止/減少したことが影響しています。
これを鑑みても、2011年度は東北地区の買取重量が一時的(特に2011年6月~12月)に増加致しました。

                   
CO2削減量
年度削減量(単位:Kg)
2007347,930
2008723,696
20092,847,515
20104,804,054
20114,917,802

CO2削減量については、算出元が買取重量の為、上記グラフと増加率は同様となります。
2011年度の年間CO2削減量は4,917tとなり、これは約1,000世帯の年間CO2排出量に、
また杉の木(80年杉)約40万本分の年間CO2吸収量に相当します。

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